無料カウンセリング掲示板の質問
「多重人格」に関する質問
- 相談中

nikoyonさん
小説やマンガ、映画の世界で
よく二重人格(多重人格)のキャラが登場しますが、
現実に多重人格というのはありうるんでしょうか?
2025年5月1日 08時31分
無料カウンセリング掲示板の回答
りょうしん
nikoyonさん、ご相談ありがとうございます。
多重人格、現在では「解離性同一性障害」と呼ばれるこの現象について、現実に存在するのかというご質問をいただきました。
解離性同一性障害は、かつて「多重人格障害」とも呼ばれていた精神疾患で、ひとりの人間の中に複数の人格が存在し、それぞれが交代で現れる状態を指します。
この障害は、主に幼少期における極度のストレスや心的外傷(トラウマ)などが原因で、自己の経験を統合できなくなることによって発症すると考えられています。
それぞれの人格は、異なる発言や気質、行動パターンを示すことがあり、日常の出来事や重要な個人情報を思い出すことができないなどの症状が見られます。
また、解離性同一性障害は、実際に心の中に別の人格がいて、それが目の前に現れたり、話しかけてきたりする現象があると報告されています。
ただし、この障害の存在については、医療界でも意見が分かれており、診断が難しいとされています。
2025年5月1日 18時10分
お礼コメント
確かに多重人格というのは診断が難しいでしょうね、
ありがとうございます。
2025年5月4日 07時10分
S.Light.M
こんにちは、S.Light.Mの瀬川と申します。
ご相談内容を拝見させて頂きました。
小説や映画等で登場する二重人格(多重人格)は、かなり強烈な印象を持たせる為の描かれ方をされますが、あくまで私個人としては、その存在を無下に否定は出来ないと考えております。
例えば、トラウマとまでは言えなくとも、何か衝撃的な出来事が起こった際や、深い悩みの渦中にある方のカウンセリングでは、所々「記憶」が抜け落ちていたり、ほんの少し前の「自分の行動」を思い出せない(一時的な健忘症)などの症状は、比較的よく見受けられます。
そのような意味では、自分という「主人格」を一時的に保護する為に、記憶の奥深くに沈み込ませるケースはあり得ると考えます。
ただ、その際に別の「副人格」が必ず生み出されるかどうかは、個人差があると考えます。
また、主人格が完全に脇に追いやられるケースと、自分では理解していながらも、行動をコントロールし辛いなど、幾分かでも自覚があるケースでは、その原因と対処法は違ってくると考えます。
行き過ぎたケースでは、適切な治療が必要になりますが、ただ、私達は誰もが「多面多層」な存在になります。
例えば、よく言われる自分の中の「天使の声と悪魔の声」のような「葛藤」の経験は誰にでもありますのと、他者への評価でも「あの人には、もう一つの顔、あるいは、裏の顔がある」なども見聞きする事は多いかもしれません。
自分であれ、他者であれ、二重人格(多重人格)が気になるケースでは、先ほどの自分という主人格が完全に脇に追いやられているのか、あるいは、幾分かでも自覚があるのか、どれほどの記憶の欠落があるのか、また、記憶が欠落している間の行動などを手掛かりとする事が考えられます。
また、「潜在意識は現実とイメージ(想像)を区別出来ない」という性質がございます。
不適切で不謹慎な例えですが、例えばストーカーが逮捕された際に「相手と自分は付き合っている」と話す人もおります。
この場合、実際には付き合っていないにも関わらず、イメージ(想像)の中で何度も繰り返しデートをしている場面などを思い描くと、潜在意識は「現実と思い込む」というケースもございます。
これらは妄想癖と呼ばれたり、場合によっては統合失調症などの診断を受ける事もございますが、見方によっては二重人格(多重人格)と捉えられるケースもあるかもしれません。
ただ、どのようなケースでも自分の「内面」が関係しておりますので、予防であっても、対処法であっても、内面に取り組む事が大切になると考えます。
2025年5月1日 13時15分
お礼コメント
なるほど、ありがとうございます。
参考になりました。
2025年5月4日 07時16分