フィニドルさんはじめまして。臨床心理シランの室です。

大事な進路選択です。一人で悩まず先輩や、その道の専門家に相談することを勧めます。相談する…他者に自分の一部を開示することによって、自分では気づかない自分の一面がわかったり、多くの新しい情報を得たりするなど、視野が開けると思います。

相談先としては、専門学校の進路担当、HWの新卒コーナー、準公的な機関の若者の就労をサポートする機関など、無料で相談できるところは、たくさんあります。ネットで調べれば見つかると思います。しかるべきところに相談し、ある程度自分の方向が決まった時点で、ご両親に話をすればよいのではないでしょうか。

職業の選択を決断する時には、何のためという目標や目的、進路先の仕事の内容や会社情報など、自分にとっての適性や価値の有無、そして何よりも大事なのは、その仕事をやってみたいという意欲がどのくらいあるかが大事になると思います。

自分がその仕事に向いているのかどうかという適性は、厳密には経験してみて初めて分かるものです。はじめからわかる人は、ほとんどいないといってよいでしょう。ただ周囲の人が「○○に向いているよ」とか「○○になったらいいよ」などと勧めてくれる場合はありますが、実際は経験してみないとわかりません。

あなたの現時点の状況は、動物関係の専門学校在学→それに関連する職種を探す→どこかしっくりいかない。しかし、現実は、自分に向いているかどうか、仕事ができるかどうか、自分の本当にやりたい仕事なのかどうかと、現実と理想が不一致になっている状態のようです。青年期は現実と理想のギャップの大きい時です。

選択することは、ある意味、賭けでもあります。人生に確実性が保証されているものは少ないといってよいでしょう。確実性をもたらすものは、決断後のあなたの行動であり、努力であり、経験の積み重ねです。

全てがわかって決断できるものではありません。多くの人は、不安を抱えたまま決断しています。一つの選択は、他の多くの可能性を捨てることでもあります。捨てるからこそ、選択したもの大事にしていくのです。努力してものにしていこうとするのです。

私的なことで恐縮ですが、私は自分の進路に迷い6年間大学に在学しました。曖昧な学部のせいもあり就職で悩みました。親友に相談したりしましたが、多くのことがわからないまま、教師の道を選択しました。適性や能力以上に、その道に賭けたのです。それから努力し学び続けました。(HPに記載)

人は悩み、それを解決していく中で成長を遂げていくものです。あなたの今の苦悩は、あなたを成長させる糧になるでしょう。

はじめましてフィ二ドルさん
カウンセリングルームFlowの馬場と申します

フィ二ドルさんのお悩みを拝見し書かせていただきます

就職の時期に自分のやりたかったことと
実際にお仕事に違いを感じお悩みなのですね

またお母さんを説得と言うことですが
どういったことを説得しようとしているのでしょう

お母さんが貴女が分からない
と言ったのは
ご自身が今分からない状態でいるからかもしれません

自分自身がよく分からない状態であれば
それを説明し理解してもらうのも難しいかとお思います

それではどのようにして自分を理解するのかですが

お書きの内容から

自分のやりたいこと＝それがすでに存在し行っているところがある

とお考えであるかと思います

まずその前提を変えてみましょう

やりたいことがあるのは良いかと思います
それが目標となるのですから

ですが実際フィ二ドルさんは
そのお仕事をすぐにできるでしょうか
明日から始められるでしょうか
難しいですよね

それでは何が出来ないと思わせるのでしょう
場所・技術・道具・経験
足りない物が沢山有るかと思います

それを得る機会がその業界への就職になるのではないかと思うのです

やりたいことがその先に実現するのではないかと思うのですがいかがでしょうか

フィ二ドルさんのやりたいことはそれとして持っていて構いません
その実現のため経験や知識を増やせる場を目指してはいかがでしょう

やりたいことではなく
まずできる事からはじめ
できる事を増やした結果
やりたいことが出来るのではないかと思うのです

それらを考えた上でもう一度お母さんとお話ししてみてはいかがでしょう

これがフィ二ドルさんへの参考となれば幸です

学生時代に思っているやりたい仕事というものは、現実とはずれていることがよくあるように思います。違うと感じながらもそれをやっていって、そこでより自分を高める、その仕事に合った自分になっていくという方向もあるでしょうし、ほどほどに仕事をこなして他の道へ転身することを考えてもよいと思います。絶対に思っていることしかやりたくないのであれば自分で会社を興せばよいと思います。

このあたりのご自身のスタンス、方向性を考えておけば、お母さまともきちんと話ができると思います。説得しようというのは、自分の主張を相手に押し付けてねじ伏せるようなところがあります。説明して理解を得るとか、単に伝えるとかであればご自身の思いをとりあえず話すところから始まって、相手の様子を見て説明の仕方を変えていくというほうが良いように思います。

これまでがどうだったかということは、今は考えずに、自分が今後どうしていくのかを考えて、その気持ちを説明するところから始めてみてください。